ふとした瞬間に、昔の嫌な出来事を思い出してしまうことはありませんか?
「もう終わったことなのに、思い出すだけでムカつく」
「考えたくないのに、頭に浮かんできてイライラする……」
「なんで今さら思い出すんだろう」
特に、相手に言いたいことを言えなかったり、不公平な扱いを受けたりした経験は、時間が経ってもなかなか忘れられないですよね。
この記事では、思い出してムカつく・イライラする理由と、嫌な記憶に振り回されないための対処法を紹介します。
思い出すだけでムカつく・イライラするのはなぜ?
嫌な出来事は、強い怒りや悲しみ、悔しさを感じたことで、記憶に残りやすくなります。
そのため、もう忘れたと思っていても、ふいに思い出すのです。
さらに、嫌なことをされた相手と似たタイプの人に出会ったり、当時と似た状況になったりすると、過去の記憶がよみがえることがあります。
でもそれは「まだその人に執着しているから思い出す」というわけではありません。
自分にとって、それだけ印象の強い出来事だったというだけのこともあります。
では、嫌なことを思い出したとき、なぜ「ムカつく」「イライラする」といった感情が湧いてくるのでしょうか。
その出来事にまだ納得できていない
「どうしてあんなことをされたんだろう」
「なんであんなこと言うんだろう」
「今考えても、やっぱりおかしい」
その出来事に対して自分の中で納得できていないと、時間が経っても思い出すたびに怒りが湧いてくることがあります。
特に、自分に非がないと思っているのに嫌な思いをした場合は、「どうして私がこんな目に遭ったんだろう」という気持ちが残りやすくなります。
中学生の時に○ねって言われたこと。当時は悲しくて辛かった。コソコソ言われてたから余計に。
私が一生懸命就活して入社した会社。全然なにも知らないフリーターの友人に「その会社大丈夫なんー?怪しくないー?」だのなんだの色々文句つけられたこと。腹立ったわ。
言いたいことを言えなかった
その場では何も言えず、後になってから、
「もっと言い返せばよかった」
「本当はこう言いたかった」
「あの時こうすればよかった」
と思うこともありますよね。
その時にできなかった反応を後から何度も考えてしまうことで、嫌な出来事が頭から離れにくくなることがあります。
失礼すぎる事や理不尽にキレられたりすると、腹立つより先にびっくりして言い返せないから後で怒り沸く。すぐ言い返せる人羨ましい。
不公平な扱いをされたと感じている
自分だけが我慢させられたり、相手ばかり得をしたように感じたりすると、強い不満が残ることがあります。
たとえば職場で、
「自分ばかり仕事を押し付けられた」
「なぜか自分だけ怒られた」
「あの人は何をしても許されていた」
という経験があると、「あの時もおかしかった」と過去を思い返してしまいます。
当時はその場の雰囲気を壊さないために我慢して笑顔で応えてたことが、20年くらい経っても怒りになって忘れられない。当時言われたことを思い出しては、何であんなことを言われなきゃいけなかったんだって一人で怒ってる。
相手から謝ってもらえていない
「自分は悪くないのに、相手から謝られなかった」という経験も、モヤモヤが残りやすいもの。
本当は、
「傷つけてしまってごめん」
「自分が悪かった」
と認めてもらいたかったのに、その機会がないまま関係が終わってしまうこともあります。
すると、自分の中だけで気持ちを処理しなければならず、何度も思い出してしまうことがあります。
思い出すだけでムカつくときの対処法
嫌な記憶を完全に消そうとするより、思い出しても必要以上に引きずらない状態を目指すほうが現実的です。
「まだ腹が立っているんだ」と気づく
嫌なことを思い出したとき、
「また思い出しちゃった」
「いつまでも引きずっている自分はダメだ」
と自分を責める必要はありません。
まずは、
「私はこの出来事にまだ腹が立っているんだな」
と、自分の気持ちに気づいてあげましょう。
怒りを無理に消そうとするより、今の自分の感情をそのまま認めるほうが気持ちを整理しやすくなります。
自分の中で消化しきれなかった感情が残っていることにその時気付いたんだから、私はあの時ああいうことを言われて傷ついたんだな、言い返せなくて悔しかったんだな、っていう自分の感情を認めて寄り添って癒やしてあげて。
無理に抑え込むより、飽きるまでそのままにする方がいいと思ってる。別に他害行動はしないし。一人で部屋の中でうわぁぁぁぁ(無言)ってなるだけだし。
頭の中で考え続けず、書き出してみる
何度も思い出してしまうときは、頭の中だけで考え続けないことも大切です。
たとえば紙やスマホのメモに、
- 何が嫌だったのか
- 相手に何をされたのか
- 本当はどうしてほしかったのか
- 今でも納得できないことは何か
を書き出してみましょう。
いらない紙に書けばすぐに丸めたり破ったりして捨てられますし、スマホのメモなら削除もできます。
思ってる事を紙に書き殴ってそれを破くかシュレッダーに掛ける。頭の中がスッキリする。
今の生活に意識を戻す
嫌なことを思い出しているときは、意識が過去に向いています。
そんなときは、
「今から何をしよう?」
「今日の楽しみは何だろう?」
と、現在に意識を戻してみましょう。
散歩をしたり、好きな音楽を聴いたり、友達と話したり、仕事や趣味に集中したり。
考えないようにしようと無理に抑え込むより、別のことに意識を向けるほうが切り替えやすい場合もあります。
いつもその瞬間にベストな選択ができる訳じゃないから、次があったら同じ事を繰り返さないようにしようと思えば良いと思う。
元の職場の大嫌いな奴とかクレーマーとか次から次に思い出して腹立って来る時ある。自分でも時間の無駄だと思うから、好きなアーティストの動画をみたり趣味をしたりして忘れるようにしてるよ。
誰かに話してみる
信頼できる人に話すことで、気持ちが整理されることもあります。
ただし、相手を悪く言い続けることだけが目的になると、かえって嫌な出来事を何度も思い出すきっかけになることも。
「どう感じたのか」「なぜ今でも引っかかっているのか」など、自分の気持ちを整理するために話すことを意識してみましょう。
無理に「早く忘れなきゃ」と思わなくていい
嫌なことを思い出してしまうと、
「もう何年も前のことなのに」
「いつまで引きずっているんだろう」
と、自分を責めたくなることもありますよね。
でも、嫌な出来事をすぐに忘れられないからといって、おかしいわけではありません。
それだけ傷ついたり、悔しい思いをした出来事だったのだと思います。
「忘れなきゃ」と無理に蓋をするのではなく、
「あれは本当に嫌だったな」
と認めたうえで、少しずつ自分の今の生活に意識を戻していけばいいのです。
「いつまでも引きずっている自分はダメ」と責める必要はありません。
まずは自分が何に怒っているのかを整理して、過去と今を切り分けること。
そして、嫌な相手との距離を取ったり、誰かに話したり、今の生活に意識を戻したりしながら、少しずつ気持ちを整理していきましょう。

